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食べすぎた翌日、体重が増えたら? 1日で太ったのかと、次の日の立て直し方を研究で調べた

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目玉焼き・ベーコン・豆が盛られた朝食の皿
Photo: Acabashi / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
AIによる調査公開された研究をAIが調べて整理しました(独自の実験ではありません。出典は末尾)。

飲み会や食べ放題の翌朝、体重計の数字を見てがっかりしたことはありませんか。でも、一晩で増えた1kgの多くは脂肪ではありません。研究では、体重は週末に増えて平日に戻る波をくり返していました。大事なのは翌朝の数字ではなく、次の食事からふだんに戻すことです。

3行でわかる

  1. 食べすぎた翌日の体重増加の多くは、水分を抱えた糖の貯蔵(グリコーゲン)と、まだお腹にある食べ物の重さです。体脂肪だけで1kg増やすには、計算上およそ7,700kcalの食べすぎが必要です。
  2. 1,421人の体重記録では、体重は月曜に高く金曜に低い、0.35%ほどの波をくり返していました。週末の増加は平日に戻る人が多く、やせた人ほどこの戻りがはっきりしていました。
  3. 一方、年末年始のように食べすぎが何日も続くと、増えた分(平均1.35%)は2か月たっても戻りきりませんでした。1回の食べすぎより、そのまま続けないことが立て直しの中心です。

01 悩みの正体食べすぎた翌日に体重が増えるのはなぜ?

食べすぎた翌日に体重が増えるのは、主に水分を抱えた糖の貯蔵と、まだ消化中の食べ物の重さのためです。1回の食べすぎで、体脂肪が1kgも増えることは計算上ありません。

体は、食べた糖質の一部を「グリコーゲン」という形で肝臓や筋肉にためます。クライツマンらの論文(1992年)によると、グリコーゲンは重さの3〜4倍の水と一緒に蓄えられます。糖質をたくさん食べると、この水の分だけ体重が増えます。

では、脂肪はどれくらい増えるのでしょう。体重1kgを減らすにはおよそ32.2MJ(約7,700kcal)のエネルギー不足が必要、という目安がよく使われます。ホールの論文(2008年)は、この目安は体脂肪の多い人にはおおむね合い、体脂肪の少ない人では実際より大きく見積もってしまうと検討しています。あくまで大まかな目安です。

たとえば、ふだんより1,500kcal多く食べ、それが全部脂肪になったとしても、目安で計算すると約0.2kgです。翌朝の「+1kg」の大部分は、脂肪以外の重さと考えられます。

02 科学的にわかっていること1回の食べすぎで太るの?

週末に増えた体重は、平日のふだんの生活で数日かけて戻る人が多いことが、毎日の体重記録の研究でわかっています。ただ、食べすぎが何日も続く年末年始は、増えた分が残りやすくなりました。

場面体重の変化
週末(毎週)月曜が最も高く、金曜が最も低い。週の中の波は約0.35% [5]
クリスマス前後平均1.35%増え、2か月後も戻りきらない [5]
11月中旬〜1月(年末年始)平均0.37kg増え、翌年の秋まで戻らなかった [4]

Turicchi J ほか(2020)[5]

ヨーロッパ3か国で、減量後の体重維持に取り組む人がスマート体重計で毎日のように測った記録を分析しました。体重は週末に増え、平日に減る波をくり返していました。最も重いのは月曜、最も軽いのは金曜でした。クリスマス前後には平均1.35%増え、2か月たっても前の体重に戻りきりませんでした。

対象: 週の分析は1,421人、クリスマスの分析は1,062人。1人あたり平均200回以上測定。 / 限界: 減量後の維持に取り組む人たちで、一般の人より体重を気にしている可能性があります。

Orsama AL ほか(2014)[6]

4つの研究に参加した大人80人の体重記録4,657回を調べると、体重は日曜と月曜に高く、週の後半にかけて下がっていました。減量できた人では、週の最低体重の60%が金曜か土曜、最高体重の59%が日曜か月曜でした。体重が少しずつ増えていた人では、この週末の後の戻りがはっきりしませんでした。

限界: 80人の小さな研究です。著者らは「週末と平日の差は、体重が増えたサインでなく、ふつうの変動とみなすべき」と結論しています。

Yanovski JA ほか(2000)[4]

アメリカの大人195人の体重を、秋から翌年の春まで4回測りました。11月中旬から1月までの年末年始に増えた体重は平均0.37kgでした。「年末年始に2.3kg太る」という俗説より、ずっと小さい値でした。ただし、この増えた分は春にも夏にも戻りませんでした。

限界: 研究に協力してくれた人を集めた調査で、国民全体を代表する集団ではありません。

Hengist A ほか(2020)[3]

健康な男性14人が、ピザを「ほどよく満腹」まで食べた日と「もう一口も無理」まで食べた日を比べました。限界まで食べた日は平均3,113kcalで、ほどよく満腹(1,584kcal)の約2倍でした。それでも食後の血糖値は、2つの日で差がありませんでした。一方、限界まで食べた日は、だるさが長く続きました。

限界: 1回の食事を食後4時間まで測った研究です。若い男性だけが対象です。

03 今日からできる小さな一歩食べすぎた次の日はどうすればいい?

食べすぎた次の日は、食事を抜くなど特別なことをせず、次の食事からふだんの量と時間に戻すのが基本です。体重は翌朝の1回でなく、1週間の流れで見ます。

1

翌朝の数字で判定しない

週末や食べすぎの翌日に重いのは、多くの人に見られるふつうの波です。増えた分のほとんどは水分と食べた物の重さです。

所要 0分

2

次の食事から、ふだんに戻す

研究で体重を保てていた人は、週末に増えても平日のふだんの生活で戻していました。取り返そうと極端に減らす必要はありません。

所要 次の1食から

3

5〜7日あとの同じ曜日で比べる

体重は月曜に高く、金曜に低くなりがちです。前の週の同じ曜日と比べると、波にまどわされにくくなります。

所要 1分

4

「続けて食べすぎる時期」だけ気をつける

年末年始のように食べすぎが何日も続くと、増えた分は戻りにくくなりました。1回の失敗より、続く時期のほうに目を向けます。

所要 0分

04 続けるためのコツ食べすぎて落ち込んだときは?

食べすぎて落ち込んだときは、1回のつまずきで「もうどうでもいい」と投げ出さないことが大切です。研究で見えたのは、1回の食べすぎより、そのあと元に戻せるかどうかの差でした。

05よくある質問

食べすぎた翌日に増えた体重は、何日で戻る?

毎日の体重記録の研究では、週末に増えた体重は平日にかけて下がり、金曜ごろに最も低くなっていました。1回の食べすぎなら、ふだんの食事に戻すと数日で戻る人が多いと考えられます。ただ、年末年始のように何日も続いた分は、2か月後も戻りきりませんでした。

食べすぎた次の日は、食事を抜いたほうがいい?

今回調べた研究には、翌日に食事を抜く方法の効果を直接確かめたものはありませんでした。研究で体重を保てていた人は、週末に増えた分を平日のふだんの生活で戻していました。まずは次の食事から、ふだんの量に戻すのが現実的です。

1回の食べすぎで、脂肪はどれくらい増える?

体重1kgあたり約7,700kcalという目安で計算すると、ふだんより1,500kcal多く食べて全部が脂肪になっても約0.2kgです。翌朝の体重増加の多くは、水分と一緒に蓄えられる糖(グリコーゲン)と、消化中の食べ物の重さです。

出典

  1. Kreitzman SN, Coxon AY, Szaz KF (1992). Glycogen storage: illusions of easy weight loss, excessive weight regain, and distortions in estimates of body composition. American Journal of Clinical Nutrition, 56(1 Suppl), 292S-293S. https://doi.org/10.1093/ajcn/56.1.292s
  2. Hall KD (2008). What is the required energy deficit per unit weight loss? International Journal of Obesity, 32(3), 573-576. https://doi.org/10.1038/sj.ijo.0803720
  3. Hengist A, Edinburgh RM, Davies RG, et al. (2020). Physiological responses to maximal eating in men. British Journal of Nutrition, 124(4), 407-417. https://doi.org/10.1017/s0007114520001270
  4. Yanovski JA, Yanovski SZ, Sovik KN, et al. (2000). A prospective study of holiday weight gain. New England Journal of Medicine, 342(12), 861-867. https://doi.org/10.1056/nejm200003233421206
  5. Turicchi J, O'Driscoll R, Horgan G, et al. (2020). Weekly, seasonal and holiday body weight fluctuation patterns among individuals engaged in a European multi-centre behavioural weight loss maintenance intervention. PLoS One, 15(4), e0232152. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0232152
  6. Orsama AL, Mattila E, Ermes M, et al. (2014). Weight rhythms: weight increases during weekends and decreases during weekdays. Obesity Facts, 7(1), 36-47. https://doi.org/10.1159/000356147