睡眠

スヌーズで二度寝するのは体に悪いのか。研究でわかった意外な結果

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Warm morning light spills through gauzy curtains, softening every detail of this intimate room in Sintra and giving it the feel of a lived-i
Photo: Dale Cruse - 10M views from San Francisco, CA, USA / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
AIによる調査公開された研究をAIが調べて整理しました(独自の実験ではありません。出典は末尾)。

アラームが鳴っても起きられず、スヌーズボタンを何度も押してしまう。罪悪感を覚えながら毎朝くり返している人も多いのではないでしょうか。研究を見ると、スヌーズは多くの人が使っていて、短い時間なら大きな悪影響はないという結果がある一方、寝ぼけた状態を長引かせるという結果もあり、まだ結論は分かれています。

3行でわかる

  1. 31人の実験では、30分のスヌーズで失った睡眠は約6分で、起きてすぐの頭の働きは下がらないか、むしろ良くなっていた。気分や眠気にもはっきりした差はなかった。
  2. 日本の大学生10人の実験では、スヌーズを使うと起きる直前20分に浅い眠りが増え、寝ぼけた状態が長引いていた。
  3. 450人の調査では57%、日本の大学生293人の調査では70.5%がスヌーズを使っていた。

01スヌーズを使う人は、思ったより多い

スヌーズとは、アラームを何度か鳴らして少しずつ起きる方法です。悪い習慣と言われがちですが、研究ではまだはっきりした答えが出ていません。

スヌーズは、とても多くの人が使っています。日本の大学生の調査では、70.5%がスマホのスヌーズ機能をよく使うと答え、その主な理由は寝過ごす不安を減らすためでした。

スヌーズを使う人は、若い人や夜型の人に多く、朝の眠気が強い人や睡眠が短い人に多い傾向があります。

心配されているのは、何度も起こされることで眠りが細切れになり、起きた後もぼんやりした状態(睡眠慣性)が長引くのではないかという点です。

02科学的にわかっていること

30分程度のスヌーズは頭の働きを下げなかったという研究がある一方、寝ぼけた状態を長引かせたという研究もあります。

Sundelinら(2024)[1]

1,732人の調査で、スヌーズは特に若い人や夜型の人に多かった。ふだんスヌーズを使う31人の実験では、30分スヌーズした日は、一度で起きた日と比べて、起きてすぐの認知テストの成績が良いか変わらなかった。失った睡眠は約6分で、深い眠りの途中で起こされることも防げていた。ストレスホルモン、眠気、気分には、はっきりした差はなかった。

対象: 調査1,732人、実験31人 / 限界: 実験はふだんからスヌーズを使う人に限られる。

Ogawaら(2022)[2]

日本の大学生293人の調査では、70.5%がスマホのスヌーズ機能をよく使っていた。10人の実験では、スヌーズを使うと起きる直前20分に目覚めと浅い眠りが増え、一度のアラームで起きた場合より、寝ぼけた状態が長引いていた。

対象: 調査293人、実験10人 / 限界: 実験の人数が少ない。

Mattinglyら(2022)[3]

450人の調査で、57%がスヌーズを使っていた。女性、若い人、歩数が少ない人、夜型の人に多かった。スヌーズを使う人は、起きる前の眠りが浅く、安静時の心拍数が高かったが、睡眠時間や日中の眠気は使わない人と変わらなかった。

対象: 450人 / 限界: 観察研究で、スヌーズが原因かはわからない。

厚生労働省(Good Sleepガイド)[4]

良い睡眠のためにできることとして、規則正しい起床時刻を心がけ、休日に夜ふかしや朝寝坊をしないことを挙げている。

対象: 国の睡眠に関する健康づくりの指針 / 限界: スヌーズそのものについての記載ではない。

03今日からできる小さな一歩

スヌーズを使うなら、時間を短く区切ります。そもそもスヌーズが必要になる原因(睡眠不足や夜型)を見直すことも大切です。

1

スヌーズの合計を30分以内にする

研究で大きな悪影響が見られなかったのは、30分程度のスヌーズでした。「最後のアラーム」の時刻を本当に起きる時刻にします。

所要 設定1分

2

最後のアラームで必ず起きて光を浴びる

最後のアラームが鳴ったら、カーテンを開けて朝の光を浴びます。目覚めを助け、体内時計も整えます。

所要 1分

3

スヌーズが増えてきたら、寝る時刻を見直す

スヌーズを使う人は、睡眠が短い人や夜型の人に多い傾向がありました。押す回数が増えてきたら、寝る時刻を少し早めます。

所要 数日

04続けるためのコツ

スヌーズを使う自分を責める必要はありません。押す回数を記録して、睡眠不足のサインとして使うと役に立ちます。

05よくある質問

スヌーズについて、よく検索される疑問に研究の範囲で答えます。

スヌーズは体に悪いの?

はっきりした結論は出ていません。30分のスヌーズでは頭の働きが下がらなかった研究がある一方、寝ぼけた状態が長引いた研究もあります。

スヌーズを使うと、どれくらい睡眠が減る?

31人の実験では、30分のスヌーズで失った睡眠は約6分でした。

スヌーズを使う人は多いの?

多いです。450人の調査では57%、日本の大学生293人の調査では70.5%がスヌーズを使っていました。

スヌーズを使わずに起きるには?

最後のアラームで起き上がり、朝の光を浴びることがおすすめです。スヌーズが増えているときは、寝る時刻を少し早めることも考えましょう。

出典

  1. Sundelin, T., Landry, S., & Axelsson, J. (2024). Is snoozing losing? Why intermittent morning alarms are used and how they affect sleep, cognition, cortisol, and mood. Journal of Sleep Research, 33(3), e14054. https://doi.org/10.1111/jsr.14054
  2. Ogawa, K., Kaizuma-Ueyama, E., & Hayashi, M. (2022). Effects of using a snooze alarm on sleep inertia after morning awakening. Journal of Physiological Anthropology, 41, 43. https://doi.org/10.1186/s40101-022-00317-w
  3. Mattingly, S. M., Martinez, G., Young, J., Cain, M. K., & Striegel, A. (2022). Snoozing: an examination of a common method of waking. Sleep, 45(10), zsac184. https://doi.org/10.1093/sleep/zsac184
  4. 厚生労働省. Good Sleepガイド(健康づくりのための睡眠ガイド2023). https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001222161.pdf